ECサイトで買い物をしたことはありますか？
「この商品ほしい！」と購入ボタンを押すに至るまでには、購入ページの写真や文章などたくさんの情報の中から買うかどうかを判断しますよね。まずは、その商品が欲しい商品であること、つぎにその欲しい要素がきちんと伝わるっていること。
ECサイトでは直接その商品を手に取って、店員さんから商品の説明を受けることができません。
だからこそ、とことんお客様の目線に立って、お客様が欲しいと思う商品を仕入れ、開発し、商品ページのデザインに落とし込み販売する。
そんな“お客様の欲しい”に真摯に向き合う総合商社が福岡市にあります。
今回ご紹介するのは、マスクから電化製品、PC周辺機器、医療機器に至るまで様々な商品を自社のECサイトや楽天市場、AmazonといったECモールで販売しているスリーアールです。
WEBで商品を販売するために必要な商品ページ、販促チラシやカタログ作成、写真・動画の撮影等を行うデザイナーを募集します。
WEBデザイン、紙デザイン(DTP)しかやったことない、またはあまり経験がないという人でも大丈夫。
自分の出来ることをもっと増やしたい、成長したい、そう考えている人にはぴったりのお仕事です。
まずオンラインでお話を伺ったのは、在宅勤務をされていたデザインチームの西川さんと、人事部の藤田さんのお二人。
ー苦労を乗り越えた先に身に付いた自信
西川さんは社内のデザインチームで、主に商品ページのWEBデザインをおこなっているそう。
現在、11名が在籍。
WEBデザイン以外に、商品のパッケージ制作や撮影、動画のニーズの高まりからここ最近では、動画の作業も行うそうだ。
なんでも自分たちでやるチームなんですね。
初めてのことも多いと思うのですが、どのような感じで動いているのですか？
「求められたことは“やるんだ！”精神でチームとしては動いていますね。もちろん、得意、不得意というのはありますが、苦手だからできません、と言うんじゃなくて、じゃあどうやったらできるようになるかを考える、そんな環境のもとで仕事をしています」
「できないは通用しない。そんな雰囲気だからこそ、自分の成長を実感できるし、もっと、もっと勉強しなきゃっていう自分がいるんですよね。動画の撮影、編集も自分で言うのもなんですが、だいぶスキルがついてきましたよ」
前職では、紙のデザインを行っていたという西川さんは、現在も子育て真っ最中のママ社員だ。入社当時、週3勤務を希望していたそうだが、会社から出された条件が週4勤務。
『実際に手を動かしてこそスキルは身につく』と言われ、最初は苦労したが、そこを乗り越えた先に、スピードを持ってスキルを身に着けることができたと胸を張る。
「実際に担当した商品が売れるのは嬉しいことですが、それよりも社内の方から『ヒットしているね！』『このデザインいいね！ 頑張ったね！』って声をかけてもらうことがもっと嬉しいですね。今ではどんどん褒めて～ という気持ちで取り組んでいます」
ー入社のきっかけは『私自身を見てくれている』と感じたから
『頑張った分だけ褒めてもらえるからさらに頑張る』
そんな良い循環が生まれる社内の人事を担当する藤田さんは、前職はアパレル関係の企業で人事を担当していたそう。
「前職の仕事はものすごくやりがいがあったのですが、結婚・出産を経た後、出張、残業が当たり前の仕事を続けていくのはとても難しかったんです」
そんな藤田さんがここに入社を決意したのは、子育てをしながら仕事をする制約や急なお休みなどのリスクは関係なく、今までのスキル・経験を重視してくれている、『私自身を見てくれている』と実感できたからだそう。
「これまで培ってきたものを思いっきり活かして、さらに強い人材育成に向けての体系化・仕組みづくりに邁進しています」
「うちの会社では、ママだろうが、独身だろうが、男性、女性、年齢関係なく全社員が“努力と成長を楽しむ”を実践できるように様々な制度もあるんです」
例えば時短正社員制度。
これは、子どもがいる人のためだけの制度ではなく、誰でも選択できる制度だ。
という事は独身の男性もOKという事ですか？
「はい、そうですね。もちろん、育児中という理由で取得する社員が多いですが、副業や介護という理由、プロゲーマーになる夢をかなえるために取得している男性社員もいます」
「しかも、この制度は勤務時間が一律には決まっていません。朝から働き始め午後早めに帰る人、フルタイムだけど週休〇日、と様々なんです」
現在、時短制度を利用している社員は全体の1割ほど。
実際、定時より早く社員が退社するとき、社内では、部門長が大きな声で「お疲れ様！」と送り出してくれる。
子どもの急な発熱などでの早退も、同じように「お疲れ様！」と快く送り出してくれる。
そんな職場だからこそ、もっと頑張って会社に貢献したいと考える社員の“良い循環”が生まれているのかもしれない。
このあと、実際の社内の様子も見てみたい！と後日、伺わせていただいた。
博多駅から徒歩10分。
大通りから一本入った道沿いに建つ2階建ての白い建物。入口側の上部に赤で描かれた「3R」の文字が目印だ。
入口の階段を上がると、総務部の明瀬さんが出迎えてくれた。
通された部屋でしばらく待っていると、社長の今村さんが登場。
先日は藤田さん、西川さんに色々なお話を聞けました。
お二人ともご自身の成長にすごくコミットされてて、イキイキ仕事されてますね。
「そうでしょ！想定通りだよ(笑)」
想定通り！？
裏で口裏合わせでもしていたのか？と疑いたくなりましたが、そうではなかったようだ。
「社員がしっかり感じとってくれているのはすごく嬉しい」
今村さんは社員に常々、「年齢、国籍、性別、社歴は関係ない。思いっきり仕事をしてほしい。そのために、ある程度のことはバックアップするから」と伝えているそう。
『想定通り』
その言葉は、その想いが社員にしっかり伝わっていることを実感している今村さんの自信の表れだった。
ー社員3名の小さな会社が今では100名に。会社が成長する秘密とは
大学卒業後、5年間別の会社で営業職を経験した後、知人の紹介で入社した当時は社員3名の小さな会社だった。
それが今では、約100名の社員を抱える企業に。
ここまで会社が成長できたのは、社員の成長にあると今村さんは言い切る。
「社会人生活が長いと、悪い意味で自分自身のことをあきらめている人間が多いけど、決してそんなことはないんです。人間の力は無限大だと思うから、会社として能力のある人がその力を最大限発揮できる環境づくりを常に目指しています」
時短正社員制度以外にも3R手当というユニークな手当てもあるんだとか。
例えば、「感想・感動賞」
セミナー受講や、映画鑑賞、読書など自分が感動したことを全社員にメールで伝える。
そうすると1回につき、1,000円もらえる。
「この制度は、単純にアウトプットする場、機会をもっと増やしたいっていうのがあって考案したんです。みんな勉強しようとしてインプットはたくさんするんだけど、それをアウトプットする場ってなかなかないでしょ」
なるほど！
これも成長のために一役買っている制度ですね。
こういった社員の成長のための制度やアイデアは主に今村さんが考え、明瀬さんが具体的に落とし込んで制度として整えていく。
「今までいろんな事やってきましたね。速攻ボツになったのも中にはありますよ(笑)」と明瀬さん。
「私と社員の小人数飲み会もあったけど、あれはきつかったな～。みんなオープンだし飲み会が好きだから、お酒は飲めなくてもいいんだけど、飲みの席が苦手だと結構うちの会社はきついかもな～(笑)」
飲み会はもちろん、普段でも社員同士のコミュニケーションを大事にしているからこそ、派閥禁止というのを創業者である、王会長は常々おっしゃっていたとか。
「そうですね。我々のミッションは変化に対応し、挑戦を続けること。そのために社員みんなには『一生懸命仕事をしてくれ』『謙虚さを忘れるな』『積極的に動いてくれ』といつも言っています。派閥で内部がゴタゴタしていると、外部へその力を向けられませんよね。そういった意味で昔から禁止しているんです」
働くメンバーから出てくる、“自分の仕事を通して成長したい”というコミット力は、社員一人一人が力を発揮できる環境を整えたい、人間の力は無限大だと信じてやまない今村さんの、社員に対するコミットの賜物なのかもしれない。
実は今回、掲載のご依頼を頂いた際に明瀬さんからこんなことを言われました。
「今回募集する職種はWEBデザイナーですが、うちの会社に興味を持ってくれて、働きたいと思ってくれたら、デザイナー以外でもその人に合った職種を提案できるかもしれません」
これも『その人が成長できる、能力を最大限に発揮できる環境づくりをする』という今村さんの想いが浸透しているということ。
デザイナー経験があって、もっとスキルを伸ばしたい人。
新しいことにチャレンジしたい人。
なにより、自分の成長にコミットして仕事がしたい人。
そんな人は、一度訪ねてみてください。
きっとそこには、ママだろうが、男性だろうが、ベテランだろうが、外国人だろうが関係ない、一人の人として成長できる場があるはずです。
※2022年4月1日より社名がスリーアール株式会社に変更となりました。
※撮影時はマスクを外していただきました。
