育児と仕事の両立はできる!
ライフステージに合わせて仕事を選択。
「みんなが成長できる」家族のカタチ。

「自分らしく働きたい」という思いはあっても、子育てや介護など、様々な理由で仕事に割ける時間が限られ、選択肢が少ないと感じている方も多いと思います。
他の誰かの「働き方」を知ることは、自分らしく働くための選択肢を増やすヒントになるかもしれません。
この記事が、あなたの背中を押すきっかけになればいいなと願っています。

お話を聞かせてくれた方

宮川 真実 さん

30代。3歳の女の子を子育て中。
大学卒業後、老舗ホテルに新卒入社。接客マナー等を中心に学び、結婚式や会議のアテンド、ベルスタッフ、ドアマン等の経験を積む。
約3年勤務後、結婚を機に退職し、私立大学の事務職員に転職。入試業務、オープンキャンパス企画運営、出張講義手配、学生広報団体の育成・会計業務等、多岐にわたる業務に携わる。この時期に産休育休を取得し、復帰も経験。
その後、5年の契約満了に伴って退職し、現在の外壁塗料メーカーに入社。事務職として、お客様と施工店の橋渡し役となり、電話対応や事務処理等を行う。

様々な業種を経験されていますね。今に至る経緯をお聞かせください。

大学卒業後、老舗ホテルに入社しました。旅行することと、“おもてなし”をすることが好きだったからです。空港やホテルで、その顔として働く方々がキラキラして見えていて、自分もそのようになりたい!と。あと、学生時代に、留学生寮のアドバイザーをして、「要望に気付いて、それに応えること」に魅力を感じていました。なので、ホテルスタッフとしての3年間は、とても充実していました。

ただ、勤務時間が不規則だったこともあって、結婚を機に退職し、以前から興味のあった母校の事務職に転職しました。 産休育休は、この時期に取得して、復帰後しばらくして、契約満了によって退職しました。

現在の外壁塗料メーカーには、「自宅から通いやすい」「入社後すぐでも時短勤務ができる」など、自分が求める条件と合致する部分が多く、また、じょしごとの当社取材の記事で、活力溢れる社員さんを見ながら「自分も一緒に働いてみたい!」と強く思い、志望しました。

ご経験が、今のお仕事に生かされていると感じることはありますか。

そうですね。今は、お客様と施工店の仲介役として、電話対応や事務処理を行っているのですが、電話対応はホテルスタッフ時代に身に着けた接客マナーが役に立っていると思います。周りの方から「宮川さんの電話を聞いていると、安心。言葉がすごく綺麗。」と言っていただくこともあります。

大学職員の事務職の経験は、煩雑な事務処理に生かされていますね。元請ごとに資料の作り方や送付方法が違うのですが、要領よく進めることもできていると思います。

ご自身の状況に合わせてお仕事を選ばれていますね。子育てをしながらの転職活動は、大変ではありませんでしたか。

大変でした(笑)。今の会社に応募する前に数社応募していたのですが、子どもが小さいと、急な休みなども発生するため、なかなかご縁をいただけなくて…。でも、働くことを諦めたくなかった…。

そんな時に、子育てしながら働くことができる当社を、じょしごとで見つけました。実際に働いてみても、退社時間になると「終わってない仕事はどれ?もらうよ!」と声をかけてくださったり、仕事が属人化されていないので、急な休みでも仕事が滞らずに済んだりしています。

一日のスケジュール

小さいお子さんを育てながら、新しいお仕事はどのように覚えていきましたか。

入社して数か月は、帰宅後、その日の仕事の振り返りをしたり、学んだことをインプットしたりする時間を作っていましたね。
入社して半年くらいたった今は、家に帰ったら気持ちを切り替えるようにしています。そのために、わからないことや困っていることがあれば、勤務時間内に先輩に質問し、事例をもらいます。そうすることで、一から自分で考えるより、効率的に仕事をしていくことができるようになりました。

ミスをして落ち込むこともありましたが、周りの方々が「次、同じことをしないためにどうしようか!」と未来に向けた話をしてくださるので、そこで学ぶこともたくさんありますね。

働きやすい環境とはいえ、子育てとの両立に悩んだことはありませんか。

ありました…。保育園に預け始めたころは、泣いてしまう娘を見て、「こんなことまでして働く必要があるのか…」と胸を痛めた時期もあって。でも、今は、「みんな成長している」と考えるようになりました。

「子どもは保育園でいろんな刺激をもらって、人間関係も学んで成長する。」
「私も夫も、仕事を通して成長する。(しかも経済的にも豊かになる!)」

みんなが成長を持ち帰ることで、家族が成長する!と考えています。

とても素敵な考えですね。じょしごとを見ている方々にメッセージをお願いします。

「子育てと仕事の両立はできる!」ということを伝えたいですね。自分が求める条件に合う会社はきっとあるので、諦めずに(じょしごとなどを通して(笑))探してほしいと思います。
また、子どもさんを、保育園などに預けることに迷いがある方もいらっしゃるかもしれません。その時は、「家族みんなが成長できる機会」と捉えてみてもいいかな、と思います。

全社員が持っているというノート。目標管理を行い、振り返って改善することで自身の成長につながるとのこと。

編集後記

ご自身の状況に合わせて、自分の想いに正直に行動し、チャンスをつかんできた宮川さん。終始、とても明るく、楽しくお話をしてくださいました。活躍されている姿が目に浮かびましたが、そんな宮川さんも子育てとお仕事の両立に悩まれた時期が…。
そんな時に、「みんなが成長できる機会」と思考を転換。子どもの成長を見守りつつも、ご自身の成長も楽しむ。
彼女から発せられた「子育てと仕事の両立はできる!」という言葉は、とても力強く、勇気をもらえるものでした。
この記事、そして、じょしごとが、子育てをしながら働きたいと考えている方々の、背中を押すきっかけになることができれば、嬉しく思います。

取材・執筆

高濱 実希子
熊本出身。銀行、求人広告会社を経て、じょしごとに出会う。人と会って話して、人柄や社風を感じることが好き。仕事と子育ての両立に奮闘した経験から、「親も子も幸せを感じられる社会の実現」を目指し、活動中。3人の子の母。日課はヨガとコーヒー。